青年海外協力隊員としてケニアへ旅立って以後35年、パプア・ニューギニア、オーストラリアと移り住んできた私が、札幌を活動の拠点に選んだ決め手は、SITE01宮ケ丘との出会であった。 初めて412号室に足を踏み入れた日の衝撃的な感動は、今も鮮やかに蘇る。 生物の存在を拒絶する無機質なモノトーンの空間に佇み、私は高らかに脈打つ心臓の鼓動を聴いていた。
ロケーションの利便さも然ることながら、シンプルにして静寂な居住環境は、自らの命と向き合うたおやかな時を醸成し、心に深い安らぎをもたらす。 アルタミラの洞窟と宇宙船の技術が融合したメゾネットで、私の人生はアートと同化する。